良いことや悪いことはなぜ起こるのか

なぜ人生には「良いこと」や「悪いこと」が起こるのだろう?

それらが起きるとき、もしあなたが深く観察しているならば、すべては「タイミング」であるとわかるはずだ。タイミングとはある物事が別の物事と交わったその瞬間のことをいう。

つまり別のタイミングならば、あの幸運な出来事はまったくの平凡なことか、または不幸として現れていたかもしれない。

逆に「不幸だ、理不尽だ、怒りだ」と思えていた同じことが別のタイミングで起きていたならば、あなたはその出来事にとても満足していたかもしれない。

だから物事それ自体には「良いも悪いもない」んだ。

気分の良いときは秋空はあなたの世界を素敵に演出してくれるが、失恋したときは同じこの秋晴れに胸が詰まってしまう。しかし失恋も後々に振り返ってみれば良い思い出となる。その経験ができて良かったと思える。たとえ耐えられないほどの物事があったとしても、その経験があなたの創造的な生活の軸となるかもしれない。

またみるからに威圧感のある人がいて苦手だなと敬遠していたとしても、その人と親しくなったらその強さが逆に頼もしさになったりもするだろう。だがその強さゆえに振り回されて理不尽を感じるかもしれない。

すべては他の物事との関係なのであって、その物事が単体で何かを与えるのではない。別の物事と関わる度に、その物事は「良い悪い」の色が彩られるということだ。

 

出来事と物事

こうして物事同士の”織り重なり”が「あなたが人生で経験する出来事」となる。つまり物事同士の”交点”にこそ、幸福か不幸かのあなたの出来事が浮かび上がるわけだ。

その観点からいえば「絶好のタイミングを”待つ”」ということこそ、真の意味で「人生を自分自身で選択している」ことだといえる。

だから悪い出来事が起きたからといって、すぐに反応してその対処に気を病んではならないということ。その病んだ心もまたひとつの「物事」であり、これから起きてくる物事に対して不幸の色味を帯びさせることになるからだ。

繰り返すように「物事」は他から照らされる光の当たり方で様々に変化するわけで、だからあなたにとって「その悪さの度合い」が薄まるのを待てばいいんだ。

その変化は「時間の経過という”物事”」によるかもしれないし「他の物事の出現」によるものかもしれない。

さらにいえば動揺していたあなたの心が落ち着いたならば、それもまた「物事」であり、そこにあった悪い出来事が中和するタイミングだといえる。

これはつまり(それが緊急を要する事態でないならば)すぐに反応せず、そしてそれを忘れて他のことに意識を向けてそれを楽しんでいるほど、その物事は「自然に解消していく」ということにある。

なぜなら、悪い出来事などそもそも起きてなどいないからなんだ。

 

幸福の連鎖

さてこの原理を逆に置き換えてみれば「幸福な人生」を連続させていくことが可能となる。

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