ひとつであるという証明
以前、願望実現の手記を書いた
あなたが一歩前に出たら
部屋の壁が前に来る
一歩下がれば壁も下がる
どこかの店へ行こうとする
あなたの意図が一歩進もうとすれば
店が一歩進んでくる
注意して読みなさい
あなたは一歩も動かず
世界があなたに起こってくる
または普段の認識通り
世界はそのままで
あなたが一歩ずつ進んでいる
ここがポイントだ
あなたが世界の中を進んで行くことと
世界があなたに向かって進んで来ること
同じことだと思わないかね
この両者が溶け合う
「同じ」という領域
ここで悟りなさい
それがワンネスだ
あなたが何かを見る
同時に対象もあなたを見ているのだよ
あなたが見るということは
必ず見ることが返ってくる
あなたがグラスを見た
その時何が起こっている?
グラスがあなたを見ているのだ
あなたが何かを聞く
それは音が鼓膜に触れるということ
同時にあなたの鼓膜が音を触れにいった
ぜんぶ同じなのだよ
その両者が溶け合うポイント
そこに意識を向けなさい
あなたが世界から受け取るすべては
世界もあなたから同じ事を受け取っている
どちらが「あなた」ということではなく
ただひとつのことを起こすために
“両者”があるのだよ
2者は1つを生む
それは男女が子を産むこと
人が道具を使い創り出すこと
何もかもがそうだ
だが起こることは
最初からそこに在るのだ
未来にあるのではなく
ずっとそこにあった
だから逆なのだよ
起こることが最初にあり
あなたと対象が起こった、だ
その争いも
その悲痛な出来事も
両者を並べてゼロとなる
つまり不幸はないし
あなたはそのままでいいということだ
この話は言葉で伝えられる限界となる
言葉自体が分割を意味するから
表現上の究極地点だということだ
先はあなたの感覚に任せることになる
いろいろなことに置き換えて
自分なりに感じてみなさい
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先日、情熱大陸で取材されていた画家の山口晃さんの作品が見たくてネットで探してみたところ、
「前に下がる 下を仰ぐ」
という作品を描かれていました。自分さんの記事を思い出し、もう一度読んでみてこの不思議なタイトルが腑に落ちました。
自分が前に進むとき、世界は自分に向かって下がっている。
自分が下を見るとき、世界は自分を仰いでいる。
以前、自分さんから『「己」も「あなたの世界」に起こっている。さてどこに、あなたはいるのだろう?』という宿題を与えられ、ずっと考えていました。自分さんが他の記事で書かれていた
パッケージ
私は「シーン」である
世界に溶ける
の意味が感覚的に分かってきました。リラックスしているとき、腹のそこから笑っているとき、確かに私はいませんでした。その一瞬、私は状況でした。ただ、人と対峙するとどうしても恐怖に支配されます。自我の方の自分が出てきます。まだまだ「己」を観照する境地は程遠く感じます。
ワモノさん
何かがそこに表現されるとき
必ず対立した同士の衝突点という前提がある
何かを触って熱いと感じたのなら
同時にそれよりも冷たいものがそこに起きている
うるさい音を聴いているのなら
無音も同時に起きている
そうでなければ熱いもうるさいも
表現されないからだ
物を見ているときもそう
それがそこにあるということは
そこにないということも見えている
ないところに
あるから
それがある、と表現されるのだ
そのように世界を見てみなさい
すべてのカラクリがわかるようになる
あなたが風景の中を進むとき
一歩踏み出せば風景が一歩手前に進む
どちらが動いているのだろう?
だがあなたが進んでいることと
風景がこちらに進んでいること
その両方を感じ取るとき
何も動いていないことを悟るだろう
熱いものもなかったし
触れたものもない
音もなければ
視界も動きもない
ただ広がる静寂が
ドンとここに置いてあるだけだったのだと
あなたは気が付くようになる