人間の楽園

あなたには「自分の考え」があるはずだ

「こういうときは私は絶対こうだ」とか
また誰かの言動について
「いやいやそれは違うでしょ」みたいなもの

そういった「自分の考え」を持っている
その考えをもとに今日も世界を過ごしている

こうしてひとそれぞれに
「考える広さ」や「深さ」があるが
それはどうして決まるのかといえば
意外なことに
単に知ってる単語の数で決まる

語彙力というやつだ

目で見えることも
肌に触れることも
物事の経験には必ず「解釈」が
介入していることを頭に入れておこう

言葉をたくさん知るほど
いろいろなバリエーションで受け取れる
つまり出来事に対する判断の
選択肢が多くなるわけだ

そして受け取りだけでなく
何かを考えようとするときの幅も多彩となる

だから言葉を覚えるにつれて
物事や他人の見え方が
ガラッと変わってくる

いままで2つかそこらの単語で
相手を判断していた
だがいまじゃ1000もある

つまり自分がその相手を
「決めつけて見ていただけ」なのだ

もちろん1000であっても
その相手を完全に
捉えていることにはならないんだがね

 

1.

さて単語というのは
それ自体に広い意味が含まれてる

情熱とか地獄とか
それぞれ連想するイメージがあるだろう

ならば赤色をみて
情熱的な赤か地獄のような赤か
即座に心に浮かぶとき
その赤の価値が変わるわけだ

さらに地獄という言葉に
ネガティブな連想を持っているならば
赤色をみたとき
あなたは嫌な気持ちになる

その「連想」とはなんだといえば
それが条件反射というものにあたる

レモンや梅干しを思い浮かべると
唾液が溜まってくるように
思考と行為の連動が習慣化することで
体は思考に従うようになる

最初はレモンが口に含まれてから
生理反応として唾液が出ていたのに
いまじゃ想像するだけでドバドバだ

こうした条件反射は
生まれ持った反応ではなく
後天的に学習されたものとなる

つまり憎悪や不安などの
ネガティブな言葉からの
条件反射によって
体はワナワナ震えだすわけだが

そうして自分はネガティブになっていると
勝手に受け取っているだけなのである

自打球のようなものだね
それが不幸というカルマのことだ

だから実際のところは
マイナス思考とかネガティブだとか
そうしたものは
自分に備わってる性格ではないのだよ

 

2.

つまりすべては「使える言葉」が
そもそも少ないことが起因しているといえる

レモンをみて
即座に「これはレモンだ」と判断して
唾液を垂らすのではなく

これは綺麗な黄色だなとか
南国の明るい場所で生まれたんだなとか

そのように語彙が広がることで
条件反射から離脱することができる

ほら、唾液は出てこない

使える言葉が少ないことで
制限された世界を生きているのであって
言葉を覚えるほどその制限がなくなっていく

言いかえればどんどん人生に
自由度が増していくことになる

ところでその自由が増した先は
どうなると思うかね

「自分」がいなくなるのだよ

つまり「自分」とは
不自由さの象徴であるのだ

私たちがいるのは本当は
言葉を必要としない
「すべてが繋がった全一の世界」なんだけども

言葉によって私たちは自分や他者を空想して
この人間の世界を生み出している

だが言葉があまりに貧相ゆえに
本来の「全一の世界」とのギャップが大きくなる
だから言葉を覚えるほど
そのギャップが小さくなるわけだ

車のギアが4速や5速といったように
「段階」があるのが言葉のギャップといえる

だが言葉を覚えるほどに
段階のギャップはなくなっていく
無段階に近くなって
「自分」は滑らかな存在となる

同時に世界も滑らかになる

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