「蜘蛛の巣」から抜け出るには

「自分」はいうまでもなく他人ではない
つまり自他分離の結果として現れている

だから自分を知ろうとするとき
常になんらかの比較対象が必要となる

たとえば自分が不幸であるならば
それは幸福な人を知っているからだ

もしあなた以外に誰もいないのであれば
そして生まれてこのかた
他の人を見たこともないのであれば
あなたに幸福や不幸の概念はなかった

そのように考えてみれば
思いや感情の大半は
比較によって生まれていることがわかる

そしてそのように
他者と比較し合って自分を知ることが
人間(人の間)という関係性の世界となる

ところがこのことに気づかずに

「あの人は不幸だ、だから自分は幸せだ」
「自分は不幸だ、だってあの人は幸せだから」

そんな蜘蛛の巣に引っかかったような
感情に振り回されていると
なんだかわからない存在として
己は生きていることになる

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