幸せの速度

いまの時代を生きる私たちは
なんでも速くしなけれならない

決断や判断もそうだし
朝起きてからの支度もそう

絡み合ってる要素が多すぎて
なんでも速くやらないと間に合わない

期日に間に合わなければ
大切だったこともなかったものとされ
会社も遅刻すれば怒られる

レジのパートをしてるなら
ちんたらやることは許されないだろう
レジ待ちの行列はどんどん伸びていく

そんなわけで
いまや速さはマナーのひとつとなっている
食べるのも歩くのも速くしなければ
混み合う料理店では嫌な顔をされ
電車の他の乗客に迷惑がかかる

そんなあなたもまた
スマホでみたいものが瞬時に現れるのが
当たり前に思っているように
とにかく速くあることが前提となっているんだ

だがそんな時代を生きていると

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