時間がなくても夢は実現できる
1日は24時間しかない
睡眠と仕事を除けば
何かの目的のために活動する時間は
ごくわずかしない
そのわずかな時間だけが
自分のやりたいことをやれる
実質的な時間としよう
つまり新しい人生を実現するための
唯一の有効な時間だというわけだ
ところが少し計算してみれば
かなりまずい状況にあることに気づく
たとえば帰宅してからの
自由な時間が2時間だけ
だがその時間さえも
何かの用事でつぶれてしまったりする
だから補填を休日で相殺するとして
とりあえず平均2時間としようか
すると2時間x365日で730時間
日数換算で30日
つまり1年で30日分しか
自分のための時間がないことになる
そんなに単純ではないと思うだろうが
たとえ数時間あっても疲れて帰ってきて
仕事や生活とは無関係な何かに
意識を向けることが難しいのは
誰もが知っている
そうした考慮をしてみれば
決して安易な数値ではないだろう
現状に目を向ける
さて、1年で30日しかない
そしてこの30日は実に貴重なものとなる
話したように人生を方向転換させるため
その準備や実践に
与えられた時間となるからだ
子どもの頃の夏休みの
自由研究を与えられたようなものだね
どうしようと迷っているうちに
夏休みは終わっていく
「明日でいいや」と30回言えば
夏休みは終わる
そう言われるとシビアに思えるだろうが
大人のあなたはもっとまずい
なぜならこの30日で
あなたは1歳年齢を重ねるからだ
何かしたいことがあっても
30日分消化するたびに歳を取っていく
それに歳を重ねるほど
他の様々な要因が絡んできて
ますます自由研究は進まなくなる
じゃあもっと早くに始めればよかったのか
というわけでもない
いまあなたが何も実現できていないなら
それはいつから始めていても
やはり同じ状態にあるだろうからだ
現にこれまでを振り返ってみれば
そうではないかな?
いつだってあなたは
何かを目指していたはずだ
だけどもガッカリしてはならない
実はここに大きなヒントがあるからだ
別の視点
ところで
新しいことを実現している人たち
夢を叶えている人たち
彼らはどうしてそれができたのだろう?
環境が恵まれていたから?
それは違う
話しているように
どのような環境であれ
そのことだけに使える時間というのは
あまり違いがないからだ
毎日の2時間が4時間になったところで
実現までの日数が
倍速になるとは思えないだろう
時間の延長ではなく
なにか別の視点が必要なのだと
もうあなたは気づいているはずだ
たしかにお金持ちで
時間を持て余しているなら
自由研究の時間や注ぎ込めるお金は違う
だけどももしあなたがその環境なら
本当に「それだけ」をしているだろうか
たくさんの研究材料を集めて
膨大な自由時間のなかで
もうそれで満足しているのではないかな
つまり実現に必要なのは
時間でもお金でもないわけだ
順序の世界
ここで逆転の発想をしてみようか
私たちは何かを実現したいとき
「もっと時間があればいいのに」と考えるが
そもそもどうして
時間やお金が必要だと思い込んでいるのか
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