向き不向き

仕事、趣味、恋愛、交友、投資、etc..
人間の世界にはいろんな分野があり
それぞれ向き不向きがある

それは単純にそのことが好きかどうかや
自分の性格や長所がその分野に
無理なく重なるかどうかで決まる

その時々の環境の影響も大きいだろう

ところがそうした基本的な要因とは別に
どんな分野にも向いていない人がいる

言いかえれば
なにをやってもだめな人の典型があって

それはうまくいかなかったときや
失敗したときに
他人や物事のせいにする人だ

苦にならないからこそ進んでいける

いいかい
「向いている人」であれ
いつもうまくいくわけではない

むしろ失敗の繰り返しのなかで
自分のなにが悪かったのかを探り続け
現状を改善していこうとする意志があるからこそ
つまり試行錯誤する前向きさを保てるからこそ
その人は「向いている」といえる

だから本当に向いている人というのは
浮き沈みに一喜一憂することがなく
その波とひとつにあり続けるがゆえに
ひたすら精進だけであり
つまりどんなときも楽しめている人なんだ

もちろん反省しながら励んでいるからこそ
同じ誤ちをすることは少なくなり
以前よりもうまくいくことが多くなるだろう

話しているように
人間の世界にはさまざまな分野がある

しかしそれが何であれ
ただ毎日を暮らしていくひとつにしても
その絶対的な”基本”にあるのは
自分自身に眼差しを向けて
考え続けることができるかどうかにある

変えられるのは
あなたの取り組み方だけなんだ

そのためには他人や物事に煽られずに
冷静にものを考えられる力を養わねばならない

だが結果として
それが人生に映る他人や物事の姿を
変えることになる

人生を楽しく過ごしていける人

またそのように”見直し”ができるからこそ
たとえば本当は向いていないはずの分野に
無理に自分を合わせようとしていたことに
気づけたりもするわけで
それはそれでひとつの逆説が開くことになる

つまり自分に向いていない物事を
ちゃんとわかってる人というのは

人生を楽しく過ごしていくことに
「向いている」んだ

理想や見栄などで自分を着飾ろうとすることで
毎日を無駄にしていたことをやめて
実りある人生を歩みはじめるのであって