“私たち”の思い出

何をしても楽しくないという人は
その何かを本気でやっていないからだ

本気でやるというのは
それ以外のことを
「視野にいれない」ということにある

他に目移りしたりせず
またしているそのことが
どのような得につながるかとか
他人にちゃんと評価されるだろうかとか

そんなことは頭から取り払って
「ただそのことだけをやってればいい」
というわけだね

こうして話として聞けば
実際簡単なことなんだけども
ところがその簡単さに
日頃なかなか気付けないのは
悪循環に陥っているからにある

たとえば何をしてもいまいち楽しくないからと
あれこれ手を出して中途半端になってる趣味が
たくさん転がってたりするかもしれない

新しい何かをはじめようにも
今度はその手付かずの趣味が気になり出して
一進一退して前に進んでいかない

そんなもどかしい気分のところに
また次の新しいものが目に飛び込んでくる

するとまたあなたの部屋は
ガラクタがひとつ増えてしまうわけで
そうして増えていくものは

次の新しい出会いを
楽しもうとするあなたを許さない
嫉妬深い”呪い”となる

なにかに似ているね

だがその似ているなにかと
本質はすべて同じなんだ

 

“私たち”の世界

こうした悪循環を断ち切るためには
いましていること以外には
なにも存在していないと思ってみること

つまり”相手”を喜ばせてあげることだ

パーティに誘って
一緒にダンスを踊って
あなたがリードしてあげなければならない

きらきらと光を浴びながら
もう世界には二人しかいないと思えるほどにね

ならば相手はあなたと出会えたことを
素敵な思い出としてくれるだろう

いいかい
“私たち”はみんないつか消えていく

その消え去る瞬間
己の生きた意味をみつめることになるけども
誰だって「素敵だった」と思いたいんだ

あなたもいろんなものをみてきた

毎晩ベッドに入る前に星空をみていたのは
誰も知らない自分だけの秘密だったし

はじめて恋人ができたとき
分かれ道で見送るその背中をみて
もうひとりじゃないんだと
嬉しくて震えたこともある

だけどもそんな秘密は
誰にも明かされないまま
己と共に大きな何かに消えていく

だからこそ
大事にしておきたい

相手にとって
あなたに誘われたダンスは
素敵な思い出のうちのひとつかもしれない

たくさんの輝きのなかの
ほんのひとつかもしない

だけどもあなたに”粗末”に扱われた思いは
他の綺麗な思い出を
大きく塗りつぶしてしまう

ゆえにあなたは出会えたことの感謝を
ちゃんと伝えなければらないんだ

それが礼儀というものなんだよ

 

この世とはあなた自身のこと

さて”個々の私たち”の意識は
常にひとつのことしか捉えることができない

どんなマルチタスクな天才であれ
瞬間ごとにはひとつずつしか
意識に浮かべることができない

それゆえに意識が他へ移ってしまうと
していたことができなくなる

そんな浮気性でふらふらやってると
かならずあなた自身後悔することになる

「これといった思い出がない」とか
「なにかを達成したこともない」とね

それはやがて
「私は誰にも必要とされなかった」
という具合に”責任転嫁”されてしまうわけで
ときに素敵に思えたあの光景も
憎しみに塗りつぶされることになる

そうだね
もう気づいたように
あなたが人生を粗末にしてきたことが
あなた自身に返ってくることになるんだ

なぜなら”この世”とは
あなただけの思い出だからにある

 

よい人生のためのアドバイス

というわけで
たとえばたくさんの本が書棚にあっても

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