自己管理の法(19)
実はこのシリーズは決着が
つかないようになっている
なぜならば私の暮らしも日々変化し
バージョンアップするからだ
その都度、内容が進化していく
だが大事なポイントは同じだ
だから折り合いの良いところで
何かを掴んで頂きたい
ポイントをまとめよう
・現状を把握する
・出来事を脳内に溜め込まない
上記2点が基本事項
これだけでライフスタイルは
快適になり楽しく感じられるようになり
そしてハッピーな出来事が
次々と起こるようになる
本当だからやってみなさい
それらをうまく流していくために
私はいくつのかデジタルツールと
紙やペンを使ってきた
これまでにも色々紹介してきたね
だが、とある経緯があり
前回まで紹介していたTaskumaを
現在は使っていない
ここ1年ほど本業で2~3ヶ月スパンの
プロジェクトを抱えるという多忙な中、
妻の実家の事情もあって
すべての家事と知人への定期的な手伝い
個人的なライフワークなど
日々のルーチンが無数に絡み合っていた
それらをスマートにするために
たどり着いたのがタスク管理アプリだった
それまでは紙とペンだけでやっていたが
スマホアプリのTaskumaを見つけたわけだ
その柔軟性が私のプランにマッチした
1年使ったがその効果は高く
とても有用に活用してきた
おかげで私自身もタイムマネジメントの素養が
備わったとも思う
だがプロジェクト管理ツールの
OmniFocusのバージョンが上がって
とても使いやすくなったことや
不慣れだった大半のルーチンが
私自身に最適化されたこともあり使用を停止した
つまり思考することもなく
そして何かを参照することもなく
私はルーチンそのものとなった
このシリーズの原則は基本事項の2点だ
ツールを使うことではない
だから腕時計と紙だけに戻る可能性も大いにある
究極といえば
何も使わない状態で行えることがベストなのだ
だが習慣化するまではそうはいかない
ゆえにその為の架け橋は必要となる
タスク管理アプリのおさらい
最初のうちはルーチンを細かく設定する
私の場合は、これまで妻がやっていた
ペットの世話や水槽の水替え
洗濯やら米や食材の調達、
掃除機にエアコン類のフィルター清掃
ゴミ出しや町内会の用事など
そして個人的なルーチン
爪切りや歯磨き粉などの補充
朝のシャワー、ジョギングやブログ執筆
後は知人の手伝いに関わるルーチンだ
思いつくものをどんどん登録していった
つまり毎朝Taskumaをみれば
その日のやるべきことが表示される
あとは分散させた仕事のプロジェクトを
ルーチンの隙間に入れ込んでいく流れだ
そうして一日のボリュームと
仕事の見通しがクリアになる
ポイントはすべてをTaskumaに入れることだ
もちろん他のタスク管理アプリでもいい
日常のすべてを入れる
徹底的にいれていく
だから最初は壮大なメニューが並ぶ
それらを逐一チェックしていく流れとなる
しばらくはその状態に慣れることだ
いつも頭で覚えようとしていた習慣を捨てること、
そしてどんな重要な用事も外部に任せること
そして体が覚えてきたら
どんどん省略していく
だが最初から省略してはならない
あなたの「生活を構築しているもの」を
すべて把握してからだ
つまりそれらを把握していないから
いつも何かを忘れているような感じがするのだよ
潜在意識が表層近くで掴んでいるものを
知るだけでいい
なんでもそうだが「知る」ことだ
今月あといくら残ってるんだろう?だとか
あの人の本当の気持ちは?だとか
あなたは妄想で対処しようとする
それがいけない
見に行きなさい
話しに行きなさい
そうして知ることで
あなたのモヤモヤは一掃される
忘れていることすらも
深層では掴んでいる
だから徹底的に洗い出すのだよ
ノートに書いたらのなら
その書かれたことを見る
それだけでいい
クリアだ
省略することで
また前の状態に戻るかといえば違う
アプリを使う前とは
また違う質の「習慣」が備わってくる
体が覚えているような感覚だ
そこにマインドの煩わしさはない
ゴミ出しのようななものや
数日おきにやる必要のあるもの、
それらは習慣よりも
伝えてくれるほうがいいから残しておく
ここまでくれば
ルーチンは最小限度となる
私の場合、
自宅ルーチンだけで毎朝40項目ほどあったものが
現在は3~4項目だけの表示だ
だからOmniFocusに一本化することになった
私は事業をやっているから
プロジェクトとのバランスを保たねばならない
だが一般的な生活ならば
タスク管理アプリだけでこと足りる
Taskumaはその中でも
「充実した一日」を作るのにベストなアプリだ
タスクの一覧性が高いことも
私が選んだポイントだった
現在の私の環境
繰り返すが「ツールを使うこと」が目的ではない
このシリーズの本質は
「自分」という概念を作り上げている要素を洗い出し
最もロスのない循環作用に流すことにある
つまり無為の境地に到達するためのものだ
ゆえにツールが必要ないならそうだし
別の使い易いものがあればそうだ
だから私の環境に合わせる必要はないことを
留めておきなさい
現在、高い頻度で使っているものは
・OmniFocus
・Evernote
・ニーモシネ イマジネーション
・Jet Stream 4色ボールペン
・腕時計
Evernote
Evernoteにインボックスは作らない
インスピレーションと収集だけだ
たまに2つのブックを眺めて
まとめてタグを打つ
ブックが2つ
それは内的なものと外的なもの
つまり私の世界を現している
分類はタグだ
つまりマインドでいうところのレッテル
これは「犬」だ
これは「コップ」だ
お金は「楽しい」もの
お金は「重い」もの
あらゆるレッテルをタグとして貼る
Evernoteを見れば
私の世界観がそのまま表現されている
Instagramで撮った画像や
Withingsでの体重データなどは
自動でEvernoteに送られる
Webブラウズ中に気になった情報も
クリッパーで簡単にEvernoteに収集される
OmniFocus
先の通り、バージョンアップして表示が工夫され
ルーチンがプロジェクトを邪魔しなくなった
非常に快適だ
日常を快適にドライヴしている
毎朝、各プロジェクトの見直しをして
当日や近日に来るタスクは
必ず別の文章に書き換えるようにしている
タスクの鮮度を落とさないためだ
文章は何度も繰り返しみていると
その質を失ってしまう
だから同じ内容でも書き方を変えるようにする
使い方は以前の通り
それぞれのプロジェクトが絡む共通項を見る
仕事のなにかのタスクと
ルーチンの何かのタスク
妻から頼まれたタスク
役所まわりの何かのタスク
それらをまとめてDoneだ
Evernoteには問答無用に湧き起こった
「起こり」を入れるのに対し、
OmniFocusでは
自発的な「やりたいこと」を入れる
もちろん入れた時点で
プロジェクトやコンテキストは振り分ける
所要時間も可能ならば設定する
私の場合はパースペクティブで
所要時間からの視点も作っているからだ
Taskumaとは表示の仕様が違い
完了できなかったタスクは
「以前」の日程部分に溜まっていく
まあゲームのようなものだ
タスクをクリアしたときの爽快感が
このアプリの人気の高さなのかもしれない
ルーチンに関しては
「期限日」だけでなく「延期日」も同日に設定する
繰り返しは「完了日」を軸にするなら「期限」だ
そう設定すれば表示の煩わしさはない
先日立ち寄った書店で
「速さは全てを解決する」という
タイトルの本があった
内容はパラパラとめくった程度だが
良いタイトルだ
その通り、すべてはスピード
スピードを味方にすることで
マインドは必要以上に機能しない
スピードに乗っているとき
そこにあるのは体感だけとなる
本の内容はそういう話では
ないかもしれないがね
以前も伝えたが
計画と実行は別にしなければならない
実行しながら思考してしまうと
常に迷いが起こるようになる
そのタスクは完了せず
さらに重い疲労感に襲われ
そしてあなたは途方に暮れる
あなたが迷わないためには
体に勝手に動いてもらうことだ
だがそれでも思考が邪魔をするなら
スピードを選択する
速いほうを選びなさい
そうした状況作りに
OmniFocusは抜群のツールだ
紙とペン
もちろんMacで文章をまとめることは多い
用途に応じてアウトライナーや
Simplenoteというクラウドエディターも使う
だが思考整理においては
紙の一覧性、自由度の高さには敵わない
私が古くから愛用しているのは
ニーモシネのイマジネーションという
A4サイズのリングノートだ
ちなみに無地のもの
アウトライン
マインドマップ
ブレインストーミング
デザインの下書き、など
思考の整理に使っている
書くことで
潜在意識がその手を離す
意識の空いたスペースに
インスピレーションが起こる
それも書き出す
するとまたスペースに湧き起こる
そうしてサマーディがループする
腕時計
Taskumaで行っていた時間管理の代用として
原点に戻り腕時計を使っている
以前から愛用しているものだ
MONDAINEのエヴォアラーム
つまり針時計を
タイムマネジメントツールとして
扱えるように習慣化した
今回のまとめ
ツールを紹介する中で
その思想をエッセンスしている
だからそこを読み取ってほしい
その生きている世界とは
あなたの心の様子が現れている
何か引っかかるような思いがあれば
形を変えて即座に現実に現れる
意識にスペースが空けば
新しい何かが生まれてくる
だからポジティブな心情であること
いつもクリーンであること
あなたの「次の行動」は
タスクが流してくるんじゃない
あなたの心の状態がそこに起こるのだ
常に意識的にあり
そこに起こる行為を全霊で楽しむ
スピリチュアリティを
忘れずにいることだ
コメント投稿の注意事項
以下をかならずお読みください。
・公序良俗に反する内容、品性に欠いた文章、その他、閲覧者に不快感を与えると判断された投稿は掲載不可の対象となりますのでご留意ください。コメント欄は常時多くの方が閲覧しておりますことをご理解の上投稿してください。
・会員記事のコメントはログインしないと表示されません。
・会員の方はユーザー名が入ってしまうので別名をこちらで申請してください。必須。
・追記などを投稿する時は自分の最初のコメントに返信してください。
・記事に無関係な投稿は禁止です。良識範囲でお願いします。
・ハンドル名が変わっても固有idに基づき本人の同一性が保たれます。
・対応の状況によりすべてのコメントに作者が返信できるものではありません。
・規定の文字数に満たない短文、英文のみは表示できません。また半角記号(スペースやクエスチョンマークなどの感嘆符)は文字化けなどのエラーになりますので使用しないでください。使われる場合は全角文字でご使用ください。
・他の利用者を勧誘や扇動する行為、誤解を与える表現、卑猥な表現、犯罪行為を正当化するコメントなどは禁止です。また全体の文脈の意図を汲み取らず言葉の端や表現に用いられた構成部分だけを抜き出してその箇所のみへの質疑や意見する投稿も当事者にも他の閲覧者にとっても無益となりますので禁止です。それら意図がなくても事務局でそのように判断された場合はその箇所を修正削除させて頂いたり、または掲載不可となりますので予めご了承ください。
・同一者の投稿は1日1〜2件程度(例外を除く)に制限させていただいております。連投分は削除させていただきます(コメント欄が同一者で埋まり独占的な利用になってしまうのを防止するためであり日を跨いだ投稿も調整させていただく場合があります)
・個人情報保護法により個人情報や会員情報に関する箇所が含まれている場合は該当箇所を削除させていただきます。
・投稿内容に敏感な方も多くいらっしゃいますので、暴力的な表現など他の利用者様へ影響を与えそうな文面はお控えください。
・意図的であるなしに関わらず、文章が途中で途絶えているものは掲載不可となります。もし誤って送信された場合は早めに追記として再投稿してください。
・マナーを守らない場合は規約違反となります。また他のユーザーや当事業部、作者への中傷や毀損と思われる言動は会員規約に則り強制退会および法的措置となりますのでご注意ください。
・投稿者による有料記事の大部分に渡る引用は禁止しております。
・スパム広告対策にセキュリティを設定しております。投稿後に承認待ちと表示される場合がありますがしばらくすると表示されます。また短時間の連続投稿はスパム投稿とみなされるため承認されません。時間をおいてください。
・コメントシステムはWordpressを利用しておりますので他でWordpressアカウント(Gravatar)を設定されている場合、アイコン画像がコメント欄に表示されます。会員登録されたメールアドレスで紐づきますので、もしアイコンを表示させたくない場合はお手数ですがこちらより涅槃の書の登録メールアドレスを変更してください。
集合意識とは何でしょうか?単純に循環しているもの、或いは流れを形成しているものと思えばよいのでしょうか。
kouitiさん
ん?集合的無意識のことかな
例えば私がある手記を書く
だがそれは私が生み出したものではない
ふと、「ああ、今日はこれか」と
すらすらと出てくる
そしてその手記に対して
多くのアクセスがある
多くのメールやコメントがある
私は何かを出しただけだ
見ている人は
それが見たかったものだ
よく龍に例えられる
人々の意識の中を泳ぐ龍
それを循環ともいう
まあ言葉はなんでもいいがね
有難うございます。具体的に分かり易かったです。
いつも言われている空間ですね。それは自分であって
世界でもある。そこに総てがありその中の意識したものが現れる。龍が泳いでいる。龍も自分なんですね。
とすると循環も自分。絶えず変化を促している。
本当の自分は孤独で退屈なので変化をつけ物語を楽しんでいるということでしょうか。
kouitiさん
退屈で孤独、
それもあなたの解釈だ
つまり生み出されたもの
そうではなく
生み出しているものは
物質も感情も
すべてを超越している
つまり
テレビドラマで恋愛や殺人が起こるが
テレビ自体には何のダメージも思いもなく
ただ映し出しているだけ
映ったものを見ている
見たいものを見ているというよりも
映ったものを見ている
だが映し出される内容は
何らかの前提がある
それが潜在意識
テレビと視聴者のあなたの関係、
仮にそれがひとつのものであるとすれば
それが、あなただ