道程

古代から残る書物をみても
現代の私たちとなんら変わりないことを
思いながら暮らしていた様子がわかる

いまもまた
あの人は容姿がいいから羨ましいとか
あの人は恵まれた環境にあるだとか
取り巻く個人差はあるだろうし

たしかにあの人には
自分のような苦労がないかもしれないが
みるべきはそこじゃない

どんな立場や職業や暮らしになったところで
心の根底的なところは変わらない

不安や希望、愛着や喪失、羨望や安堵
それらは生きてる限りつきまとう

だから結局をいえば
みんな同じようなことを思って
同じようなことを考えて
そして死んでいく

だがこれは深い慰めでもある

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