幸せは幸せのなかではみえにくい
偏った食事を続けていれば
体のバランスが崩れてしまう
バランスを戻すためには
シーソーが釣り合うみたいに
対極のものを取り入れなきゃならない
肉ばかりなら野菜もしっかり摂るとか
座ってばかりなら適度に運動するとか
だから当たり前だけども「健康になる」とは
本来の安定した状態への回復にあるわけで
特殊な能力が備わるパワーアップのことではない
たしかにタンパク質やカルシウムを摂れば
筋力や骨力につながるだろうけども
それも調和されてこそであって
偏ってれば臓器が機能障害を起こして不健康になる
筋トレにしてもそればかりじゃ
関節や腰の負担が増加したり
全体の柔軟性が欠けたりとバランスが崩れてしまう
よって健康とは
何かが付け加えられることにあるのではなく
むしろ目立った何かが消え去って
「何もなさ」が保たれることにある
また風水や家相なんかにしてもそうで
それらを改善することによって成されるのは
何かがパワーアップするのではなくて
障壁となっていた悪いものを取り払って
本来あるべき調和が実現するということだね
1
ゆえに体にしろ家にしろ
バランスが保たれているとき
それは悪いことが起こらなくなるのであって
特別なラッキーがやってくるわけではない
というジレンマがある
つまりバランスが保たれ続けているときは
何も良いことが起きてないように思えるわけで
むしろバランスが欠けているときのほうが
時々やってくるその調和が幸運に感じられたりする
虫歯で辛いときに歯医者で治療してもらって
その痛みが消えた瞬間は
とても大きな喜びに満たされるが
それは本来の状態に戻っただけであり
翌日になればもう忘れられてるようなもの
だから健康や風水を改善することで
血流がよくなったり
いまよりお金まわりはよくなるかもしれないが
それは堰き止められていたものが
取り払われたからであって
本来の循環との調和に近づいたんだ
2
それゆえ損得ばかりをみて生きている人は
「健康を目指してもつまらない
甘いお菓子を毎日食べてるほうが幸せ」とか
「風水を改善したって宝くじが
当たるわけではないでしょ?
だったら無意味じゃないか」とか
そんなふうに考えがちなんだけども
Notes いまここ, 充実感, 安心, 幸せになる, 悟り, 生き方, 自分自身
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