世界は鏡

みるたびに違う姿をみせてくれる
絵画や音楽や本や映画がある

どうしていつも違うのだろうといえば
それは”優れた作品”というのは
その時々の自分を映す鏡としてあるからだ

つまり己自身をそこにみているわけだね

 

1

ところでこうした
“優れた作品”は芸術や娯楽に限らない

たとえば声を交わすたびに
違う姿をみせる家族や友人や
一緒に暮らしてる動物たちがいる

また朝の空はどうだろう?
街や人々の様子はどうだったろう?

そして今日はどんな日だったろうか

そうしてあなたは
いつも優れた作品とともにあるわけで
己の姿をそこに映し込んでいるんだ

 

2

さてここから本題なんだけども

たとえばあなたが
よかれと思ってしたことについて
そのたびにうるさくあれこれ言ってくる
パートナーや上司、クラスメイト、
SNSを通じた相手なんかがいるかもしれない

近頃はそうした他人の批判に耐えきれず
心の行き場をなくして
命を絶ってしまうようなことが
問題になっているが

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