幸せへの選択
人生は常に選択の連続にある
だがそれが後々どうなるかを
予想してしまうと選びきれない
また何かを選んでから
あの時こうしておけばよかったと
後悔することもよくあるだろう
この観点にあるとき
人生はとても苦しいものとなる
だが人生を変えるには
選択が不可欠だ
そこで幸せになれる選択の条件が
2つある
ひとつは何かに迷ったとき
損得や結果を見るのではなく
どちらが楽しそうであるかを
己自身に訊ねてみることだ
たとえば新しい何かをはじめるとき
それが楽しさからなのか
それとも恐れからかで
その道はまったく違うものとなる
商売をはじめるときなんかは
特に注意しなければならない
会社勤めに辟易して辞めたけども
何かしら収入が必要だからとか
そろそろお金が尽きることを恐れて
一発逆転を狙おうとか
そういうのはまずうまくいかない
長い目でみればすべては「経過」であり
失敗というわけではないけども
そもそもが恐れからはじまるゆえに
当の本人は心臓の縮む思いが続くことになる
それゆえに商売を安定した軌道に
乗せることが困難となる
1.
安定した道とは
安定”させる”ことを
努力して保ち続けるということではない
深刻さがそもそも存在しない道のことをいう
なんでも片手間なぐらいの方が
うまくいくものだ
そこには深刻さがないからだ
深刻さの反対側に「楽しさ」がある
また結果を想定すること自体が
すでに「恐れ」に怯えていることに
気づかなければならない
恐れを最初から生み出している
だから商売にしろ人間関係にしろ
何かを選択しなければならないときは
結果については関知せず
それが自分にとって楽しいかどうかを
判断の基準にするといい
「そんなこといっても生活に支障が出たら」
とかいってるようでは
この話を理解できていない
というより楽しさを選択できるということは
それが可能な状況にあるということでもある
だから日頃から恐れを生まない暮らしを
心がけている必要がある
もちろん楽しけりゃ無謀でいい
と言ってるわけではない
その無謀さがあなたにとって
楽しいというかもしれないが
それは「楽しさ」を間違えている
ここが重要なポイントなので
頭にいれておこう
たとえば曇っていた空が徐々に晴れてくる
すると青空が姿を現せはじめる
それは青空がやってきたのではなく
実際はずっとそこにあったものが
不動のままに現れたのだ
楽しさや嬉しさといった
ポジティブな感情はこれと同じ原理にある
つまりネガティブが去ったところに
ずっとそこにあったものが現れたことにある
だから「楽しさ」とはそれ自体で
理由をつけて準備するものではなく
深刻さという雲が存在しないときに
必然的にそこにあるものとなる
つまり私たちの本来の姿が
その「楽しさ」なのだ
ゆえに楽しさを選択するというのは
自分自身を選択するということであり
逆に恐れを選択するというのは
己ではない何かを選んでいるということになる
当然その世界とひとつになることはできない
常に引き裂かれる思いに脅かされるようになる
ゆえに最初が肝心だということだ
それが楽しいかどうか
つまり”晴れ渡っている方”へ
もちろんやり始めてからも
恐れ(雲)を作り出さないように
気をつけていなければならないね
2.
そしてもうひとつの幸せの条件だが
こちらの方が日常においては重要だろう
何かを選ぶときや
何かを決断するとき
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