勇気と安心

次の2つの逆説を覚えておけば、人生は安らぎに包まれ、そしてより良い変化を促すことができる。

・勇気とは困難に立ち向かう力ではなく、一切を無視できる力のこと。

・安心とは恐れから守ってもらえる力のことではなく、最も恐れていることを受容できる力のことにある。

順番にみていこう。

 

勇気

・勇気とは困難に立ち向かう力ではなく、一切を無視できる力のこと。

たとえば、深い集中力のままに読書ができる人というのは「勇気がある人」のよい例だといえる。

読んでるつもりだったのに、いつの間にか他のことを考えていて、本の内容が頭に入ってなかったりすることがよくあるだろう。「あれ?どうしてこんな展開になってるの?」と再びページを戻ったりする。

いわゆる「目が滑っている」様子、気づけば頭に入らないまま数行が通過しているわけで、読んではいない。文字が目に映っているだけで、心が別のところにあるからだ。

つまり「読む」には、いまここにある文章とひとつでなければならない。そのためには心が過去や未来から解放されている必要がある。

逆に読書に深く没頭できるときもあるだろう。

それはその内容が他のことを忘れるぐらいに興味深かったからなのだろうけども、まさにここにヒントがあるわけでね、大事なのは興味を引くものを待つのではなく、自らで他を忘れるぐらいに入っていくことなんだ。

これは“現実”もまったく同じであって「なんかいいことないかな」と期待するのは、日頃から抱えている苦悩(つまり過去や未来)をそれによって忘れられるからだが、ならば何を得ていなくても、はじめからどんどん忘れていけばいいんだ。

すると「いいこと」は探したり待ったりする必要はなく、いつも目の前にあったとわかるようになる。つまらないと思っていたものが、あなたが思い煩う心を払い落とすだけで、それは最高に没頭できるものに変化するんだ。

物事、仕事、親しい人、街の光景や空の様子、すべてが魔法が掛けられたかのように輝きはじめるが、むしろそれは、それまでの呪いが解かれたからこそ「本来の姿」を取り戻したことになる。

そしてそれは同時に「あなたが勇気に満ちている」ということでもある。

つまり勇敢な人というのは、剣と盾を構えて手探りで進んでいく人のことではなく、そこにどんな険しい道があろうとも、自分自身のなかに開かれた道を歩んでいる人のことであり、何とも戦わず、何かに打ち勝っているわけでもない。

だがその開かれた人生はいつも豊かで楽しさに満ち溢れているんだ。

 

安心

・安心とは恐れから守ってもらえる力のことではなく、最も恐れていることを受容できる力のことにある。

あなたがまだ生まれて間もなかった頃、親に抱かれて危険なことから遮られていた。だが大人になるにつれて、その頃の安心感から切り離された感覚を生きているようになる。

だから自分の身を守ってくれる何かをいつも探しているわけで、たとえばそれが頼れる恋人だったり、預金残高だったり、他の人よりも優越に浸れる持ち物だったりするわけだね。

ところがそれは大きな誤解が根本にある。

実はあなたが小さかった頃、親が危険を遠ざけていたことに安心していたのではないからだ。

もちろん親はあなたを危険から遠ざけていただろう。抱っこしてくれたり、身の回りでせっせと先回りして動いてくれていた。だがそのこと自体に赤子のあなたは安心していたのではない。

そこを間違えてるから、大人になって「安心をみていたもの」が失われたり揺らいだときに大きな絶望に陥ることになる。

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