タイムマスター

時間や日々に追われているかね?
あなたが外側にではなく
内側に意識を向けることで
その苦は落ちていくのだよ

いつも時計の針の上にいなさい
時間が刻まれるその先頭にいなさい
そのときあなたは時間を制している
時間そのものとなる

自転する地球
あなたはいつもその針先にいるのだ

朝や夜がやってくるのではない

いまそこが朝ならば
ニューヨークは夜
あなたの空間が朝や夜なのだ
そこに気が付きなさい

あなたが朝なのだ
あなたが9:48なのだ

路上のマンホールの蓋に瞑想しなさい
彼は朝や夜を待ち焦がれていない
そのとき彼は昼の暑さであり
そのとき彼は夜の涼しさなのだ

だが彼が外側を見てしまったら
ずっと取り残されていることになる
過ぎ去る日々
過ぎ去る思い出
彼は虚空の闇へ落ちてしまう
それが無明の現すところ
意識の光を内側に灯すだけでいい

つまり時間に追われるということは
自分を見失っていることに他ならない

内側に光を灯しなさい

あなたが時間なのだよ
あなたが時計の針の上に立つとき
時間を超える

ところでなぜ地球が丸いかわかるかね?

空中に浮かんでただ廻り続ける星
それはあなたのいる場所が
はじまりでも終わりもでなく
いつも「いま」を示していることを意味する

あなたは時間そのものであり
いつも”ここ”があなた自身であること
それを見失ってはならない

針先に立つとき
世界は華やかでカラフルになる
何もかもが踊り出す
それが本当の生
あなたが暮らすべき世界だ

ここに戻っておいで

 


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  1. SG より:

    自分さん、はじめまして。
    最近、ここに辿りついて、読ませて頂いてます。
    時間について、この手記の主旨とは違うかもですが、
    質問させて下さい。

    未来はない。
    何となくわかる気もするのですが、、、
    予定をたてたり、約束をした時点で、
    未来はある気がしてしょうがないのです。
    例えば、3日後の日付で、飛行機のチケットをとれば、
    その時点で、3日後に飛行機に乗る、という未来が
    出来上がる気がします。
    もちろん、予定が変わることもあるので、
    確実に飛行機に乗る未来があるわけではないですが、
    その場合は、3日後にたてた予定が変わるだけで、
    未来そのものはある、とかなってしまいます。

    自分さんの伝えられている主旨とは異なるとは思いますが、
    過去・未来の、ある、ない、はいつも混乱します。

    • -自分- 涅槃 より:

      SGさん

      はじめまして

      あなたの思いも
      起こる出来事も
      何もかもが、常にそこにいる地点から
      水面の波紋のように広がっていること
      その理解を深めなさい

      いまそこであなたが
      「昨日、3日後の航空券を取ったこと」
      を考えているとしよう

      それは「昨日という空想」と
      「3日後の搭乗という空想」が
      そこで起きているということ

      つまり過去と未来が
      いまのあなたを起点として
      想起されているということだ

      当然あなたは理由を提示するだろう
      「これは確かに昨日買ったものだ」とね

      だがその昨日とやらを
      そこで用意できるかね?

      少しテストをしよう

      手のひらを体の幅に広げてみる
      「汽車ぽっぽ」のような様子
      胸の前で箱を持っている感じだ

      いいかな?

      その両手の範囲が「いま」だ
      リアルな次元
      すなわち”あなたそのもの”だ

      ではその手の範囲を維持したまま
      立ち上がって横に移動してみなさい

      「いま」が刻々と変化していく

      このテストでは空間の移動だが
      時間と空間は同じものだから
      覚えておきなさい
      どちらも錯覚だ

      手の範囲だけが変化をしている

      あなたの日々とは
      実際は時間が過ぎているのではなく
      「いま」というワンシーンが
      常に変化をしているということだ

      そしてその光景が
      あなたという存在性のことであり
      この文章を読んでいる人ではなく
      文章を読んでいることが起きていること、
      それが真実となる

      横移動をしていると
      「いま」の中に搭乗口が現れる
      それは時間の経過でやってきたものではない
      両手の間に想起したものだ

      なぜ起こったのかといえば
      あなたの思い込みが発端となる
      その思い込みを信念という

      信念の起こり自体は
      これを読んでいるあなたのマインドを超える
      「あなたの知りうる世のすべて」が
      常に絡み合っており
      思いが影のように起きている

      だが、間違えてはならないのは
      複雑に絡み合っていく、というのではなく
      最初からそれがポンとあるということだ

      その絡み合いを
      因縁生起やらマトリクスやら
      まあ言葉はいろいろあるが
      それはなんなのかといえば心のことだ

      スピリチュアルでいうところの
      マインドではないよ
      あなたを含めた世界の本質のこと

      ネガティブな体験があって
      それをネガティブとしているのは
      単にマインドの評価であって
      それはネガティブでもポジティブでもない
      世界は心の情景であり
      あなたの性格や”あなたの心”に至るまで
      その心が司っている

      心の印象がそのままあなたの人生の印象となる
      だから「本性」とも言われる

      なぜ過去や未来に煩ってはならないかといえば
      本性の正しい姿を受け取らずに
      マインドの評価の世界を生きてしまうからだ

      世界に振り回され
      あなたは苦悩の人生となる

      あなたがそこにないものに囚われれば
      迷いが起こる
      その迷いが本性のエサとなる

      すると本性から湧き出ている、
      あなたも世界も、迷いだらけとなる
      そうした永遠の自打球をカルマという

      「世界の中で生きている」と錯覚している限り
      まだまだ理解ができないだろう
      あなたが世界の中を歩いているのではなく
      世界があなたの廻りで変化しているのだよ

      人はある程度の年齢を過ぎてくると
      だんだん気が付いてくる
      人生ってなんと虚しいものなのだろう?とね

      何を手に入れても
      何を経験しても
      すべて過ぎていくからだ

      だから気が付かなければならない
      「経験をする者」は幻想であり
      経験がそこにただ起きているのだ

      あなたがチケットを買いに行ったのではなく
      「買ったこと」がいま起こり
      起きたものは変化し
      それはもうそこにはない

      だがあなたが買ったとしていれば
      その記憶に囚われる
      それがあなたの理解できていないところだ
      それを超えなければ光明は起こらない

      己はプレイヤーではなく
      人生という舞台そのものであること
      それを悟らない限り
      悲劇だけのものとなる

      だから時間の呪縛を抜けることは
      大事なことなのだよ

      自分自身と出会うことができるからね

      広げた両手の範囲だけを生きなさい
      外は見てはならないよ

  2. mmrc7 より:

    (マインドはあなたじゃないっ!)
    じゃあ誰?!ってなってしまうから、そうではないを巡って廻ってしまいます!
    ハマってしまいます。
    焦りでしょうか?

    • 涅槃の書-自分 より:

      mmrc7さん

      全体「だけ」が動いているのだよ。私もあなたも共同の動作をしている。たとえば目の前のコップを手に取るとき、手だけではなく、腰や目の動きが同時発生的に起こるだろう。

      あなたが何かひとつの体験をするとき、たとえばコップを手に取るとき、この宇宙のあらゆるすべても同時に動いているのだ。それは私が猫を撫でていることであったり、どこかの女性が恋愛成就したり、誰かがビジネスで大成功したり、森林を揺らす風、大海原の波、変化する気温、動物たちの大移動、またそれは空間だけではなく時間をも超える。

      それがあなたの「コップを手に取ること」だ。

  3. mmrc7 より:

    起きていることは、そのままでかえられなかった世界でこれに続いて物事が起き続けるのをワクワクを忘れずに寿命まで体験していく事が人生なのですか?

    • 涅槃の書-自分 より:

      mmrc7さん

      あなたと世界が分離していれば、すべてが許しがたいものとなる。ワクワクするというのは「世界を待つことではない」のだよ。

      あなたの中から世界が広がること、それ自体がワクワクするという感覚を起こすのだ。それはいまそこで可能なことだ。それが理解できない限りは、いつまで経ってもあなたは何も掴むことができない。

  4. mmrc7 より:

    ワンネス掴む。でも、一部の人が言うような(涙があふれる、とか号泣はない)感じ
    ではない。

    • 涅槃の書-自分 より:

      mmrc7さん

      その感じられたものが「あったこと」を忘れないことだ。それは「確かに感じられた」ものだ。どんな面倒な出来事があっても、どんなに嫌な思いを与えてくる人と遭遇しても、今回あなたが感じことが「確かにあった」ということを思い出すといい。

      それはすべての出来事を超越し包み込んでいるものだ。あなたがそこに目を向けている限り、どんな出来事もその光のなかで消滅する。

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