師の教えは師にならなければ会得できない

あなたの世界には多くの「教え」があるね
書店もそうだし
インターネットで得られるものもそうだろう
実存に対してアプローチするものから
幻想世界に限定したもの、
「引き寄せ」や「願望実現」など様々だ

迷うかね?
あなたが前頭葉、つまり思考で判別しているなら
ただ迷うことだけがあるだろう

いいかい
すべて「あなたの中で立ち上がっているもの」
これを忘れないようにしなさい

このブログを書いているこちらの世界
このブログを読んでいるあなたの世界
互いに主観的なものだ
主観世界にあなたのその生が展開されている
そこにはあなた以外の誰もなく
あなただけの「人間」や「風景」がある
つまりこのブログを生み出しているのは
あなたであり
あなただけの世界が展開されている

読み手がいるから
書き手が出現しているのだよ
どちらも同じ者

だがこのブログを書いているこちらの世界では
ただそれだけの世界があり
読み手も書き手も同じ者だ

恋愛でも同じだよ
あなたの主観と相手の主観
それぞれは主観者を中心とした風景となる
だけども主観と主観の交わる関係性はひとつだ
そのひとつが前提にあり
それぞれの主観世界が発生する

この記述は「ワンネス」への
アプローチを示している

釈迦は釈迦に説いていた
決して弟子に対してではない
すべてが仏陀であるというのは
そういうことだよ

一方、弟子の世界には釈迦がいた
だから悟れない
弟子は自身が己に解いているという
いわばプラスマイナスゼロを
呼び覚ます必要がある

つまり己が仏性なのだという理解
事実そうなのだ
「己」以外に他者はいない
これを実存レベルで悟る必要がある

だが多くの人は眠りに入っている
だから「目覚めよ」なのだ

以前も記述したが
四つの角があって「四角」
その理屈は同じなのに
人それぞれで見え方がまるで違う
あなたにとっての「赤」は
誰かにとっての「緑」だったりする
そもそも色という概念すらカオス化する
「赤」をあなたが示すと
誰かは音階の「ド」として受け取る
その誰かはそれがごく自然に当たり前なのだよ
人間の形ですらあなたの世界と他の世界では
見た目も雰囲気も違う
「今日は髪型がいけてない」と思ってるのに
なぜか他人から好印象を持たれたり、
そういうものだ

それは「価値観」として概念化されるが
そんな程度のものじゃない
ある対象に「あれは人間だ」と見ても
誰かはオレンジジュースのような味として
認識している

だからあなたがどれだけ他人に対して
「自分のことをわかってほしい」などと
思ったところで何も伝わらない
それは不可能なのだよ

それどころか
世界の交差はリアルタイムではない
あなたが受けた他人からの行為は
あなたの世界では「いま」でも
その他人の世界の過去なのだ
つまりあなたの世界の他者とは
すべての結果が刻まれた風景そのものである

だからあなたの世界とは
あなたを象徴するものだけしかない
誰もいないし
あなたのその通りのあなたの世界が
そこにあるだけとなる
いずれその辺りも解いていこう

少し話が逸れるがね、
このブログでもあえて記述しない内容がある
それはあまりに多くの世界が集中しているために
まだスピリチュアルへの理解が浅い人に対して
その内容がその人自体を
破壊してしまう可能性のあるものだ

広い見識があり、
そして人生に於いての苦悩を積み
もう得られる答えもない、
そういう世界に暮らす人にならば
その内容は至福への解錠をもたらすだろう
無限の豊かさを得るに至る

ただし一方は世界の破滅に至る
破滅してから目覚めるかどうかは
その人による

古来の覚者たちが残した教えは
どれもが表面的なものに留まっている
それはあえて「その部分」に触れていないのだ
理由は上記の通り
すべての人々へ覚醒を与えるものでは
ないからである

 


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  1. 地天泰 より:

    涅槃の書さん
    こんにちは!

    マトリックスという映画観てから色々検索してましたら
    こちらのサイトを見つけました。
    ここ2、3日釘付けです。

    読んでいて本当に気持ちいいです。
    願うことではなくて疑いようのないレベルに達している
    ことが展開されていく。
    私はずっと静寂そのものだった。

    この世界は無常ですけど、涅槃は常なんでしょうか。

    自灯明だとは思うのですが、
    その部分 が気になります。
    気になる時点でわからないのだろという
    狭間を行ったり来たりです。

  2. 岩窟王 より:

    久しぶりに岩窟王で出てきました。笑

    思考の領域は操作されていて、無理にネガティブ感情を作り出すように仕向けられている。

    映画のマトリックスで言う「人間はマトリックスを機能させる為の電池なのだよ」

    思考、価値判断の世界。
    すなわち「マインドの世界」を、ずっーと維持させる為のエネルギー源として「人間の創造力」を使ってきた。

    言い方を変えるなら、そのネガティブエネルギーは「誰かさん」の餌となっている。

    「誰かさん」が、人間を使って「ネガティブ」を作らせている。

    「籠の中の鳥」とは人間。

    2012年冬至で、その籠が機能しなくなっている。
    だから、少しづつボロが出てきた。

    ここから出るためには、この「思考の領域」を突破しなければならない。

    「蛇のそそのかし」の領域を。

  3. 地天泰 一陽来復 より:

    岩窟王さん

    返信ありがとうございます!
    ものこごろついた時からノーボーダーでない
    思考の世界にいるのでそこを突破するというのはなかなか
    難しいですよね。

    でも2年ぐらい前から五蘊の連携がとれなくなって
    思考の外の世界へ何となく近づいてるような気がします。
    そうなると社会性を維持しづらくなりました(笑)

    ネガティブ、誰かさん。。

    蛇って結構調べると
    アングラな世界と繋がってたり、
    神聖な世界と繋がってたり
    表裏一体なんですかね。

    蛇と龍の違いはなんでしょう。

    こちらのサイトで書かれてることを
    感じてる人が多くなってるのをますます感じて
    夜明けは近いんですかね。

    質問したいことが多すぎて、
    でも何も質問しなくてもいいような

    抽象的な質問ばかりで失礼します。

    お話会があれば参加してみたいです。

  4. 岩窟王 より:

    地天泰 一陽来復さん

    こちらこそ丁寧なご返信ありがとうございます。

    私はたびたびこのコメント欄に「作文」を書いて投稿しているんです。
    「作文」を創る事で自分が学んでいる(頭の中の整理が出来る)という事に気が付きました。

    で、返信からまた気付きをもらう みたいな感じです。

    でも2年ぐらい前から五蘊の連携がとれなくなって
    思考の外の世界へ何となく近づいてるような気がします。
    そうなると社会性を維持しづらくなりました(笑)

    ↑これ「なんだ これ」に近いんじゃないでしょうか?

    右上の検索を使って「第五の鍵」の記事に「なんだ これ」があります。

    嬉かったです。
    ありがとうございます。

  5. -自分- 涅槃 より:

    地天泰さん
    岩窟王さん

    人生であらゆる問いが起こるが
    すべて意識世界の中だ

    それを知ればわかる
    「何を恐れるというのだろう?」とね

    昨日の出来事をあなたは経験したという
    だがそれをここに提示することはできない

    出来事が過ぎていくというのは
    人間的な解釈といなる
    過ぎているのは出来事ではない
    あなたの方だ

    固定された背景の中を
    彗星のように駆け抜けている
    あなたが時計の針、
    あなたが「リアルタイム」なのだ

    日々の体験の中を
    「私が過ぎていく」と察するとき
    自分は何者で
    この世界は何なのか
    そのすべてが解き明かされる

    そしてその位置に立つとき
    つまり主体に意識が置かれるとき
    あなたの望むがままの世界を選ぶだろう

    その人生は誰のものかね?

    その答えをあなたは知っている
    それを思い出したとき
    「いまどこにいるのか」ということに
    ようやく気付くだろう

  6. momo56 より:

    スピリチュアルの理解が浅い人に対して
    その人を破壊してしまう。

    一方は世界の破滅に至る

    このブログでも敢えて記述しない部分とはなんですか?教えたください。

    もしかしたら、僕の世界は破滅しているかも知れません。
    覚醒に至る方法を教えてください

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