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現実という幻想に気付く手記。日々追加。
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      私の世界はあなたの世界妻の両親が続いて亡くなったとき 彼女は悲しみに暮れていたが しばらくして 両親が暮らしていた部屋の隅々まで ペンキや柄物の壁紙を貼りつけて つまり部屋全体を上塗 … 
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      いつもフラットに戻る家電品でもバッグでもいいが しぶとく値段交渉して 相手にうんざりされながらも どうにか値切って手に入れた品があるとしよう あなたは「得した」と喜ぶがね 実はその … 
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      あなたの居場所葉からおちた水滴が 湖面に溶け去るように じゃあ魂が解放されるとき “どこ”に溶け合うのだろう? 1 さて、若いうちはそれ … 
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      好きなことが職業として安定するとき好きなことを職業にした途端に苦しくなる人たちがいる。お店を開いても、フリーランスで名刺を配り歩いても、また得意技を武器に就職してもそうだね。それをしていることが … 
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      自由な人生を手にするためにはある”囚人”が言った 自由がほしくて罪をおかしたが いまこうして収監され不自由の身になって やっとわかったんだ 自分が自由だったことに … 
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      人生の美しさ仕事の帰り道で横たわっていた子猫は 息を引き取る寸前で 長らく付き合いのある獣医に電話をしてみたら 「いますぐ連れてこい」と 「ああわかった、すぐいく」と答えた … 
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      失うからこそ得られるものたとえば先行きが断たれて それまでの安定が崩れたり 将来の保証が失われたりして緊張感に見舞われたとき 人は大抵「悲惨だ、絶望的だ」と決めつけるが それは早まった … 
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      神秘的な期限自分が死ぬ瞬間を考えてみようか 人生はやらなければならないことの連続だった 毎日毎日 自分に課せられた責任についてだとか 自分のしたことが 相手にどう思われるだ … 
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      騒がしい世界から離れる静かで穏やかな場所にくると 静かで穏やかになれない人がいたりする あなたはどうかな たとえばお寺で無心になって そこにある光や音とひとつになれるだろうか それと … 
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      優しい絵19世紀のフランスの画家だったHenri Pierre Picouは神話をモチーフとした数々の絵画を残したが、そのなかから導きの手助けとなる作品をひとつ採り上げ …