現実という暴風

自由に生きるということも、不幸にならないことも、その方法はひとつしかない。現実に飲まれないことだ。だがそれは強靭で図太い根性を養うことではない。単にすべてが「でっち上げ」であることを知っていればいいのだよ。

あなたが常識だと思っているすべて、当たり前のことだと思っているすべて、いま目の前にいる人々の印象、その性質、その見た目、またあなたに対する態度、それらは事実ではない。

すべての信じていることは「あなたよりも少し離れたところに書かれたもの」でしかない。あなたは鼻先に貼られたそれを読んでいるにすぎない。

その書かれた紙を、つまり現実をあなたから引き剥がすことだ。

どのような科学理論も哲学も宗教の教えも同じ。この世は決して本当のことなど存在していない。どれもこれもありもしないものだ。そこに見える青空も道路も、もちろんいまこれを読んでいることもそうだ。

手が滑ってコップを落として割ったとき「コップを落として割れた」という嘘をあなたはそこで読んでいるのだよ。このことをよく理解してみることだ。何かに触れるとき、それは触れたということを「読んでいる」のであり、何も触れてなどいない。触れるなんてありえない。

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