その魂を支えてやれること
先日もそうだったが
これまで多くの親しかった人たちの最期を看取ってきた
そして最後にはいつも
「ありがとう」と言われる
そのときその人は覚悟を決めていて
この世を離れる準備ができていることは
手を握りあった私からもわかる
だが本人たちはどんな気持ちだろうか
私たちはみんなひとりで死んでいく
どれほどに結ばれた人がいても
一緒に旅立つことはできない
たとえ心中したとしてもそうだ
誰からも聞いたことのない
そんな場所へひとりで向かわなければならない
だからこそ「ありがとう」と伝えることが
その人にとって唯一の支えとなる
あなたも自分の最期をイメージしてみれば
なぜそれが支えとなるのかがわかるはずだ
Notes ワンネス, 他者, 存在, 安心, 悟り, 愛, 永遠, 神秘
関連記事
- PREV
- なにもない空間にあるもの