カルマと輪廻転生
カルマ(業)とは「行い」を意味するのだけども
よく知られるのは「日頃の行い」ふうの解釈だね
たしかに因果応報としてのカルマは
多くの宗教で基礎となっているが
しかしそれを表面的に理解したままだと
たとえば毎日善いことをしてるのに
悪いことしか起こらないとか
悪事を働いている人がどうして成功してるのかとか
そんな疑問を超えることができないだろう
むしろ”自己中心的”なぐらいに振る舞ったほうが
人生がうまく転がり出したなんて経験が
あなたにはあるかもしれない
相手がちゃんと意見を聞き入れてくれて
人間関係が変化したみたいなね
だがそれこそが因果応報の根本にある
すると善行ではなく悪行を働いたからこそ
あなたは善い報いを得たのだろうか?
いいや、そうではなくて
あなたは”悪行”をやめたんだ
“既存の世界”の価値観
もちろんこのことには
裏付け的な説明を並べることができる
たとえば善いことをしていたつもりだったが
それは実は善いことが返ってくるように期待する
エゴが滲んでいたとか
悪事を働いている人が成功しているのは
自分にはわからない善行が込められていたからとか
探ってみるとそうした要因が出てくるかもしれない
だがそうした尺度だけでは本質的ではない
大事なのは
善い行いをしたら善いことが返ってくるのではなく
Notes あなたの世界, あなたの正体, 世界を変える, 因縁生起, 幻想, 悟り, 現実, 苦悩, 観念
関連記事
- PREV
- 花と水やりと