幸せとはここにあるものをみつけること

爪が伸びたとか胃腸が動いてるとか
部分部分をみればそうだけども

しかし体という全体でみれば
“爪”や”胃腸”が動いているのではなく
その全体がただあるだけだ

もちろんその全体の不調を
調べていくなかで細かく切り分けられ
そんな各器官に名前を与えられて
それがやがて学問や病院の診療科として発展した

つまりそうして細かく区別されるまで
私たち人類は”体全体”を治癒していたんだ

動物たちはいまもそうだね
体全体を癒すことで
病気や怪我からの回復をしようとする

ここで大事なのは
「では何が回復させてくれるのか」
というところにある

たしかに猫は爪を研いで整えたりするけども
そもそも獲物を捉えるための武器や
木によじ登ったりするための道具として
いつも尖らせておくという本能があるからだが

それは「大いなる生命」の活動のためであり
猫単体のためではない

つまり猫は猫を生きてるわけではないんだ

たとえば前にも話しているが自然の生態系エコシステムには
神秘のさじ加減ともいえるバランスがある

捕食する動物がいなくなったら
捕食される側は繁栄するのではなく
むしろ過剰に増えすぎるがために
食糧となる生物が追いつかずに絶滅してしまう
その連鎖がどこまでも続いていく

つまり人間の観点からすれば
そこにいるのは猫であり
そして猫は自らのために
爪を研いでいるようにみえる

だがそれは己の体には心臓や胃腸があるのだと
みているようなもので
いわば私たち人間の”悪癖”みたいなものなんだ

 

ここにあるもの

同様に水の流れをみていると
その瞬間瞬間を切り取らなければ

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