宇宙の記憶

彼のほうは起きてる時間が好きだった
眠りたくなかった

だから夜になれば
彼女にもっと起きていようよ
もっと話をしようよと
いつも声をかけていたんだ

けれども彼女のほうは
もう寝よう、明日また遊ぼうねと
目を閉じながら微笑んでいた

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