許せばすべて変わる

「あなたはあなたのなかで生きてる」
というのは
わかりやすくいってみれば

目を開いたとたんに
そこに見えるものがあり

足を踏みおろしたときに
踏める地面が現れる

まあそんな感じなんだけども
（もちろんこの表現だけでは限界があるがね）

だが不完全とはいえ
こうした”手がかり”から
己は常に絶対的なジレンマに直面しているのだと
まず気づかなければならない

つまり”真理”を知ろうとしても
知ろうとした時点で
何かがそこに出現しているわけで
そうして現れるものは真理ではない

もっといえば
「真理を知ろう」という”発想”さえ
現れたものだ

真理？　知る？

わかるかい
「真理や探求の世界」に
すでに迷い込んでいるんだよ

それゆえなにもみつけることはできないし
むしろみつけるものなどなかったことが
真理なのであって
だからはじめからあなたは
“真理”をつかんでるんだ

というわけで
あなたはなにをしようとも
あなたから抜け出すことはできない

しかしそれは苦しいことだろうか？

もちろんあなたがあなたを苦しめているなら
それは大変な苦しみだろう

じゃあそれをやめたらいいんだよ