ものが富となるとき

ものをたくさん集めて
しかしそれが本当に自分自身のものになるのは

やがてその大部分が失われたあとに
それでも残ったものだ

私たちはいつか人生が落ち着いて
いろいろ片付いてきたら
その集めたものをゆっくり味わおうと考える

ところがそんな日はやってこない

そればかりか生活が変わったりして
集めたものを手放さねばならなかったりなど
当初予定していた余生の風景は
実現しないことが明白となってくる

だけどもはじめに直観していた
「人生が落ち着いていろいろ片付いてきたら・・」
というのは外れたのではないんだ

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