不安を乗り越えるために知っておくべきこと
この先がどうなるか不安だけども
かといって
なにをどこまでやっていたらいいのか
わからない
そうだね
先がどうなるかわからないのは
私もそうだし
みんな同じ
だから未来に対して
なにをするのが絶対であるかとか
どの程度までやったら
完全にコントロールできるかとか
そういうのは誰にもできない
5分後のことでさえ
なにもわからないんだ
ところがまさにそうだからこそ
あるひとつの方法に気づけるんだよ
それは私が”いつもしている方法”であり
この意味は読んでいけばわかるが
まずその方法の基盤となるのは
人生が大きく進展するとき
かならず想定外であるということにある
みえないところに道は開く
どれだけ考えても
理屈ではつながらないはずなのに
それが人生ではどんどんつながっていく
実際そうだろう
あなたの部屋にその家具や小物があったり
日頃よく話す知人と知り合えてたりするのは
時折ある偶然とぶつかって
それが人生という線としてつながってきたものだ
もし理屈をこねていたら
「やっぱりやめとこう」としかならなかった
たとえば
「出かけたところで出会いなどあるわけない」と
家に引きこもっていれば
その人との出会いはなかった
かといって
その人と出会うために出かけたわけではない
同様になにかに取り組もうにも
「どうせやっても結果はみえてる」なんて考えて
それをしないのは最も愚かなことで
なぜなら人生の進展は
その予測や思考を超えたところから
やってくるからだ
よく当たる占い師
たとえば有名なパラドクスがある
“よく当たる”と評判の占い師に
「明日あなたは家の鍵をなくす」と言われ
不安だから近所で住む親に鍵を預けておいた
そうして翌日鍵をなくすことがなかった
あなたは占い師に文句をいう
「結局当たらなかったじゃないか」とね
もちろん占い師は
「鍵をなくさなかったのは
あなたが対処したからでしょう」と言う
ではこの話を”逆向け”にしてみよう
“よく当たる”と評判の占い師に
「明日駅前で素敵な出会いがある」と言われ
あなたは楽しみにして準備を万全にしておいた
声の掛け方や返答や身振りに至るまで
緻密にシミュレートして
くりかえし何度も演習した
そして翌日になり
「あの人だろうか、いやこの人だろうか」と
駅前でずっと待ち望んでいたが
結局誰もあなたのもとにはやってこなかった
あなたは占い師に文句をいう
「当たらなかったじゃないか」とね
だが占い師は言うんだ
「その人があなたに近寄れなかったのは
あなたが対処をしていたからでしょう」
人々が行き交う駅前で
運命は定められてなどいない
だけども
「自分の思考だけ」で生きてる限りは
運命は同じ場所で堂々巡りを続けることになる
“自分”は常に物事の反射としてしか
なにかを考えることも
行動を起こすこともできないからだが
それによって同じ現実が固定されてしまう
言いかえれば自分とは
「いまある現実」の写しのようなものゆえ
自分を起点にする限りそれはコンパスのように
“広大な世界のなか”で
ただ小さな円を描いているだけとなる
つまりその円を緩めるときにこそ
円の外側と触れ合うことができるのであって
多くの人が行き交う駅前で
まさに”奇跡の出会い”があったんだ
みえないものをみる方法
だがそれならば
いったいどうして出会いをものにできるのか
起こることを知っていれば身構えてしまう
するとそれは怯えて逃げていく
Notes あなたの世界, 世界, 他者, 出会い, 創造, 奇跡, 幸せになる, 潜在意識, 神秘, 豊かさ, 願望実現
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