川のせせらぎや木々の葉が交わる音を 聴いているときと同じように 自分の心臓の鼓動を風景として捉えたとき あなたはいつもよりももっと内部に、 深い奥に、見えざる裏 …

会議室で討論が行われる それぞれが自らの主張を掲げる聞いている側はAが言っていることが正しい感じもするBが言っていることも聞いてみれば正しいと思う そりゃそうだ …

ある一行がこの世界で最も美しいという宝を求めて旅をしていた 険しい山を登ったと思ったら次は奈落の底に落ちるような谷、日夜その繰り返しだ どんなに苦しい日も悲しい …

あなたは師からすべてを受け取っている何かを見たり聞いたりそれらもすべて「受け取ること」だ思考すらも自ら思考しているということを受け取っている だからあるがままな …

「我々」とは思考のことだ 我々を「われわれ」と認識するから 思考の範疇となる 認識を伴うものはすべて 思考による彩りである 私を「わたし」と認識すれば 思考でそ …

お金持ちとは お金を知らない人たちのこと お金に困らない人になるには お金を忘れることだ 忘れるとは観念を持たないということ つまり魚にとっての海であり 富める …

毎日がつまらないと言って 何か楽しいことはないかと探しまわって 心を埋めるだけの生き方をしてはならない そんなことをしても楽しさは逃げていく 楽しさとはまずあな …

欲しいものを挙げてみればわかるが あなたが欲しいものはすべて あなたの「知っているもの」に限られる どれだけ挙げようが 全てあなたの知っているものだ 「知らない …

あの子も成長したな、と 我が子を感心する親 だが成長したのは子ではなく 親の側なんだ 世界は変わらない 変わるのは見方だけ つまり子という他者はあるがまま 変わ …

あなたの手には５本の指がある 親指と小指のカタチは違うが あなたの指だ 頭と足のカタチは違うが あなたの肉体である ここで注意したいのは なぜ各部に名前を付けて …