他者があなたの世界からいなくなるとき

あなたが誰かと別れるとき
それは死別でも決別でも離別でも
なんでもいい、
誰かと離ればなれになるときのことだ
あなたの元を離れて
その人は自分の世界を生きていくように
あなたは思う
またはその人が亡くなったのなら
その人の人生が終わったのだと考える
それらは錯覚だ

あなたの前から誰かがいなくなったとき
それはあなたの世界から解放されたのだよ
あなたの世界に人や物があるとき
それはあなたの執着により縛り付けられている
あなたがそれらを解放するとき世界から消える

今日はもうひとつ

あなたが何かを知れば知るほど
世界に執着を与えることになる
つまり知識とは素晴らしいものでもなく
ただあなたの世界を決定付ける鎖のようなものだ
車に興味を持つサッカーに興味を持つ
他人に興味を持ついろんなことを勉強する、
知識を蓄える
その世界はあなたの知識の世界だ
知れば知るほど世界は深くなる

いいかい
すべては「知」だ
生命は知という要素でできている
あなたが見たり聞いたり
その先には必ず「何か」がある
それが知だ

知を知る行為を知識と呼ぶ
だが知識は知ではない
知は質だが
知識は空洞だ
あなたが見たり聞いたりすること
それは知識であり知ではない
頭に叩き込んでいることも
中身のない空洞だ
だから幻想が生まれる
自在に変容するのだ
知識は実在ではないからだ

あなたが多くの知識で色付けた世界とは
まさに空洞のようなものだ
あなたがひとつひとつの知識を解放するとき
それらは消える
なぜならば実体などなかったからなのだよ
本当のことなんて何もないのだ
あなたがそれを本当とすれば
それがあなたの世界の本当となる
「本当」という枠組みが鎖である
だから鎖の向こう側、
「本当」という幻想で見えなくなっている光を
照らすのだ

すべてを解放することで
本来の至福が見えてくる

「何も知らない」という生き方をすることは
常に「いま」に溶けていることを意味する
何も知らないから
すべてが輝きだす
生命の強烈なインパクトを
あなたは受け取る
いつも心が踊り出している

そんなことを求めたいがばかりに
あなたは知識を蓄えてきたのだ
外部に求めてきたのだ
実はその正反対
すべてを解放することで
あなたは鮮烈な生を知るのだよ

 

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