漠然とした何かがいつも背景にある

一日の終わりに
今日は色々あったな、と
思いに耽るのは悪いことじゃない

だが「色々あった記憶」が
「いま」創られたことに
気付いておかなければならない

地球が誕生して46億年と言われるが
それは紙芝居の一枚絵を並べ
あくまで論理的に導き出した結果である
つまり時間の流れとは思考的なのだ
すべては「いま」起こっていることが
あなたの日常生活の概念からは理解できない

何かを空想してみなさい
食べたいものを食べている姿でもいいし
あなたが成功を望んでいるなら
サクセスストーリーでもいい
欲しかった服を着て歩いている光景でもいい

大事なのはそれらの空想をしているのは
「いま」だということだ

脳内には連続的なストーリーが浮かんだだろう
パッと脳を過る1秒の間に
あなたが欲しい服をイメージしそれを買い
そして着て歩くという空想は容易い
なぜならばヴィジョンが浮かぶからだ
そこには時間の連続性というよりも
光景だ
絵が見えている
そして同時に、重なり合うように
いくつもの絵が混じりだす
だけどもあなたの空想ゆえに
あなたの秩序が働いている
だからあなたにとって正しく現実的といえる
ストーリーができあがる

だけども実際に行動を起こすとき
そのすべてを1秒で行えるかと言えば不可能だ

そして1秒どころか
瞬時に「その光景すらない雰囲気」を
あなたは生みだすこともできる
つまり「欲しい服」「買う姿」「着て歩く」が
完全に省略されているにも関わらず
あなたはそのすべてを体験する雰囲気、
そういう空想を浮かべ
その気になることもできるのだ

つまりヴィジョンの世界では
物理はまったく重要ではない
最初に「雰囲気」のようなものがあり
それがすべてなのだ
だけども思考が概念的に理解を得ようとする
そうして「服」が生まれ
「ショッピング」やその光景が後付けで発生する
概念は秩序がルールであるから
「時間」が生まれる
これがトリックだ
地球の誕生も
ただ漠然とした雰囲気があり
それを「地球」だの「誕生」だのと
置き換えているだけなのだ

少しまとめてみようか

「いま」
だがそれは「今」でも「現在」でもない
時間的な意味を含まない「いま」だ
言葉としては非常に表現がし辛いが
あなたがそこで感じている漠然とした光景が
「いま」だ

その漠然とした光景は
あなたが認識する度にイメージが変わっている
つまり「雰囲気」が違うのだ
朝と夜は明るさが違うのではない
気温が違うのではない
受け取る雰囲気が違うのだ
その雰囲気の違いをあなたは
「朝」とか「夜」としている
ただあるのは、常に漠然とした光景のみだ

常に漠然とした光景だけが終わることなく
ただ存在し
あなたという肉体が
雰囲気を認識している
認識とは思考であり
それは時間を生みだす
だからタイミングなどの概念が現れる

その漠然とした光景は
始まりも終わりもなく
ずっとここにある
あくまでヴィジョンの上で
その現実が構築されている

さきほどの空想のトリックだ
受け取る雰囲気が先にあり
その理由付けとして現実が想起される
現実は思考の産物だから時間の概念が発生する
だけどもその本質である「雰囲気」は
瞬間すらの間も必要なく
ただ漠然と浮び上がる

漠然と浮かび上がるその雰囲気こそが
常にここにある漠然とした光景であり
つまり「いま」のことなのだ

受け取っているのは思考側だから
もしあなたがこの世からいなくなったり
熟睡しているときには
受け取る者はいない

受け取る者がいないということは
その現実が構築されない
そのとき、何があるのか

それは誰も知らない
知るものがいないゆえに
知ることができないのだ

ひとつ言えることは
その何かは
とても視覚的だということ
あなたがアルミニウムを触り
その「ヒヤッとした」という印象の
その発生源だ
目の前に何か雰囲気を司るものがあるから
あなたは物体を認識する

そこにある何か自体が「知」であり
それがあなたの本性である
なぜならば
あなたがそこで世界を見ているからだ
それが何よりの証拠
究極の自作自演劇とでも言おうか
あなたが生み出し
あなたが体験する
その関係性にある「雰囲気」だけが
あったのだとわかる

なぜあなただけが
その世界で思考することができ
なぜあなただけが
その世界で一人称の視界を持ち
なぜあなただけが
その世界で生きているのか

あなたはとてもカラフルでユニークな
「雰囲気」に包まれているのだ
あなたすらもそこに含まれる

「雰囲気」だけが
この世界のたったひとつの実在である

言葉の意味に囚われてはいけない
もっと伝えやすい言葉が見つかれば
それを使おう

すべては使うためにあるのだから

 

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