あなたが悟るとき

あなたが悟るとき
猫も物も匂いも何もかも
あなたが知覚する何もかもが
「あなた」だったと理解するだろう

あなたの知覚するもの
それはすべてあなただったのだ
空も温度も森も鉛筆も
すべてあなただったのだよ

あなたという知覚
それが閉ざされたとき
すべては消える

あなたが死んだとき
それをイメージしてみなさい
全部消える

あなたが死んだ後、
世界は変わらず続く?
誰がそれを知るのかね
あなたの知覚はないのだよ
あなたは他者の死を見たことがある
だけども「あなたの死」は
あなたは知らない
決して知ることはできない

あなたが悟るとき
その世界自体があなただったと知る
すべて、そのすべてが
あなただったのだ

「あなたが悟る」というシーンすら
あなただったのだ
だから悟りなどない
すべてが悟りなのだから

ブロック塀はブロック塀として
そこにある
ただブロック塀としてあるのだ
それ以外ではないし
他の何かになろうとも考えていない
ただそこにそのようにしてある
そういうものを「悟っている存在」という
つまりあなた以外のすべては
悟っている存在である
なぜならばあなた以外は思考を持たないからだ
他者もそう
そこでそのようにその通りのまま
あなたの「見た他者」はそこにある
つまりすべては結果の世界
完結した世界をあなたは見ている

そう、常に完結なのだ
常にゴールにいる
あなたは常に完全で完璧
何もかもが常に完結している
不完全すら、それ自体が完全だ
完結した実現世界にいつもいる

そして何より
そのすべてを実現させているのは
悟っているあなただ

思考をしているあなたすら
世界のあなたからみれば
完結したあなたが映る
悟っている存在である

だからすべてが悟りであり
そして悟りなど最初からないのだよ

 

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