指差す先にあるものはあなただった

人生を幸福に変えてみたいと思うなら
まずやることがある

それは最初にやることであり
それ以外にやることはない
それは何よりも身近であり
そしてそれは人生の究極の目的だ
それをするためにあなたはそこにおり
そのために生まれてきたと言っても構わない

さて、なにかわかるかね

“自分を好きになる”ということだ
それも徹底的にね

あなたの見ている世界とは
あなたの心の様子が克明に映し出される
カラーバス効果というものを
知っているかな?

例えば赤を意識すれば
街の中で赤いものばかり目に入る
いつもそんなに「赤」があったのかと
不思議に思うだろう
だがいつもそこにあったのだ
心が作り出すフィルタリングは
それと同じものである
カラーバス効果自体が心の作用だ

ただし「そこあった」の解釈は
科学とスピリチュアルで違いがある
心理学的にはもともとそこに
置いてあったものを見たときに
心がフィルタリングをした、とされる
だが真実はそうではない
あなたが見たいものがそこに生まれたのだ
「心のフィルターを通した見たいもの」だけが
その現実に配備された

あなたの知るものや、体験できるものとは
一歩も動いたことのないあなたという空間に
いつも充満しているということだ
プラスマイナスのような心理学とは全く違う

「時間に間に合わない」など焦っていれば
さらに焦らせる出来事が起こり出す
そんな時に限って来客がベルを鳴らしたり
自転車のタイヤの空気が抜けていたり
レジが混んでいたり
急に雨が降り出したり
すべてあなたが作り出したものだ

あなたは何でも作り出せるが
その中からフィルタリングして
「焦り」をそこに作り出した
非常に純度の高いものだ

あなたがイライラすれば
関わる人々がさらにイライラするネタを
投下してくる上に
人々もみんなイライラしている
そのように見えるのではなく
本当にイライラしている

また、何かを得ようと躍起になるほど
その何かは必ず逃げようとする

求めれば手に入らず
焦れば余計に焦らせる
すべてあなたの心のまま

だからあなたの知っている通りの
まさにそのままの世界が
“その通りに”そこにある
あなたが信じていればそうなるのだ

存在は存在を認めるものがいて
初めて存在できる
存在を生むのは認識でありマインドだ
あなたが大昔に犯した罪の意識に
悩まされているのなら
それはそれに存在を与えているからだ

いまそこに罪はない
ないものをあるとしている
幽霊も同じ
経済も同じ
幸も不幸もみな同じ

だから常に満たされており
満たされているから求めることもなく
自分のことが好きであり
何が起ころうともどうでもよく
完全に自分世界で生きれば
すべてがそのようになる
「そのようになる」ことがそのようになる

あなたが照らしている中であなたがいる
すべてはあなたが照らしている中だ
このパーフェクトな世界は
完全にあなたの中にある
見たままのその通りの完璧さがある

自分を好きになる
徹底的に好きになりなさい
それ以外になにができるというのだ

あなたがどんな皮肉屋なら
ブツブツ言う自分を好きになる
あなたの世界にはあなたしかいないのだよ
それ自体が完全なのだ
だから好きにならないことは本来はできない
あなたがあなたを嫌うほど
それは世界に負荷を与えているということだ
制限をかけて
可能性を狭めて
自ら身動きが取れないようにしている

自分の世界に生きている人々は
総じて自分が好きだ
街を歩けばいろんな人を見るだろう
「あの人、あの年でよくあんな格好できるなあ」
そう思える人を見たら
それはあなたの心の反映が出ている
言い換えれば「真実」が教えてくれているのだ

好きなことをやってもいいのだよ、とね
その見えている世界自体があなたの心の中だと
忘れないようにしなさい

あなたがどうであれ
どんな性格であれ
どんな信念を世界に浮かべていようとも
自分を好きになることだ

それだけで世界はガラッと変わる

太古の教えもスピリチュアルも何もかも
それらが指差す先には
あなたしかいないのだよ

 


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