他者は実在しない誰もいない

人生の一番の苦とは何かわかるかね?
突き詰めていけば「他者」なのだ

あなたは常に「他者との比較」をする
そこに幸せや不幸が答えとして求められ
「自分も何かしないと」とか
「このままじゃダメだ」とか
人生の目標や己の存在理由など
比べる対象を見つけては
自らの尻に鞭を打ちはじめる

だがその目標に及ばないと感じたとき
あなたは絶望に囚われる
社会的に抹殺されたと思いこんでしまう

だが「他者」などいない

すべての競い合う他者は
あなたが競い合おうとしたときに
そうして現れているにすぎない

しっかり覚えておきなさい
宇宙のどこを探しても
あなたしかいないということをね

あなたが友人と遊んで別れたあと
楽しんだ余韻に浸っているだろう
そしてあなたは
「あいつも今頃同じこと思ってるのかな」と
考えるかもしれない
だがそんな事実はない
あなたの目の前から姿を消せば
もういないのだ

友人も恋人も旦那さんや奥さんも
あなたの世界のヴィジョンであり
誰も実在しない
その場で必要に応じて出現しているように
見えているだけなのだよ

あなたのいない場所であなたと同じように
友人が何かを考えてるなんて
どうやって立証できるのかね?

この「立証できない」ということ
それがどういう意味がよく考えてみるがいい

全部あなたなのだ
他人もあなた
目の前のすべての物もあなた
日々起こる出来事もあなた

この絶対的な事実を理解しなさい
そうすればあなたはすべてから解放される
そしてすべてを受容しているだろう

「愛」とは何かを知るだろう
すべて愛なのだよ

 

 


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