星座を結ぶとき

会社や家庭などで誰かと意見が衝突するとき、あなたは自分の言いたいことだけを「いかに述べるか」でいっぱいだろうか?それとも言いたいことの前に「何らかの選択」が浮かんでいるだろうか?

つまり言いたいことを伝えて「感情に浸ろう」とするか、それとも「別の方法を採用してみようか」という余地がそこにあるかということだ。

それがネガティブなものであれ、感情に浸ることは「快感」なのだ。つまり怒りや憎しみを抑えきれずに、ドバドバとそれを放出している人がいるなら、その人は己の快楽(カタルシス)に酔いしれているだけといえる。公衆の面前でマスターベーションに浸っているようなものだ。

 

神に与えられた余白

だがその交感神経の活性過剰が続くと、やがて精神や肉体をダメージが襲う。ネガティブな妄想に駆られ、すべてが自分を敵対しているように見える。またカタルシスを放出する利己的な態度は社会的な孤立を現実的にも成立させる。そうして内外からボロボロになり、そのストレスを吐き出したいがゆえに同じことを繰り返す。そして地獄絵図のなかを彷徨い続けることになる。

つまり「選択の余地」があるとき、その快感に浸りたいという欲望と、それを抑圧しようという自制心に揺さぶられているということだ。ここであなたは思うだろう。「どちらを選択しても精神に負担があるのでは」とね。その通りだ。

だが「余地」があるなら、その余地が起こる以前の精神状態を書き換えることが可能となる。つまり「そもそもその事態に陥らない」ことができる。1mmの余地もなくただ怒りや憎しみを垂れ流しているなら「現実の書き換え」は不可能だ。それはもはや人間とはいえない。

 

快感とはなにか

さてここで重要となるのは「快感」とは何なのかだ。それが結果的にダメージを負うにしても、とりあえずはその場ではストレスを吐き出せるわけであり、注意していなければ誰もが「無意識に」それを選択してしまう。

つまり「無意識」が関係する。ここでひとつ理解しておくべきことがあるのだけども、一般的にスピリチュアルで言われる「無意識」というのは、ネガティブなニュアンスを持たされている。だがそれは「状態としての無意識性」がそうなのであって「無意識という領域」そのものはとても神聖なるものなのだ。

状態としての無意識性というのは「物事への自動的な反応」で生きてしまっていること、つまり自分の足で歩んでいないという「罪」のことだ。そのような生き方は、何の実りもなく、また先に話したような自他ともに傷を与え続け、理由もわからないままに不幸に陥ってしまう。「なぜだかそうやってしまう」という、いわば悪魔に乗っ取られた状態にあるといえる。

「無意識という領域」が悪魔なのではなく、「己が無意識である」ことが、悪霊そのものなのだ。つまり化け物は存在しないのに精神や肉体は貪られ続けるという様子にあり、あなたはその見えない敵に怯え続けてしまう。公衆の面前でぶっ放した「快感」のツケはでかいということだ。

 

無意識

だが人間は日頃から無意識を頼っている。というよりも頼らなければうまく生きて行くことができない。たとえば自転車や車を運転するとき、物を持つとき、歩くとき、書くとき、食べるとき、etc.. あらゆる生活上の動作は「自動」で行われる。それがどんなに複雑であっても「意識を向けなければ」簡単にやってのける。

たとえば誰かと話すとき、緊張する相手とそうでない相手がいるだろう。その違いはなんだろう?相手の威圧感?魅力の強さに負けるから? まあそれはそうだ。だがなぜそれを「思う」のかね? つまり「思う」から緊張するのだ。

緊張というのは、肉体がうまく動作しないことをいうが変だと思わないかな、あなたは料理をしながらスマホを片手にウェブチェックして、さらに同時に家族の問いかけに返答しつつ、明日の予定についても考えることができるというのに、なぜひとりの相手を前にしただけのことがうまく動作できないのだろうか。

それは「無意識に任せていないから」なのだよ。つまり無意識領域というのは、状況に適応する自動プログラムの集合体なのであり、それがなければ毎回「うまくやり遂げなければならない」という、人生のすべてが高所の綱渡りの状態となる。そんなことではスムーズな社会生活どころか、野生での暮らしですら無理なのだ。精神も肉体も持たない。

つまり自ら無意識を「意識的に選択すること」、すなわち見守ることが重要なのだ。これは無意識に流されることではないから注意しなさい。

 

無意識を解明するにあたって脳の仕組みに入ろうか。ざっくり言えば脳は2つに分けられる。大脳(皮質系、視床)と小脳だ。そして脳は1000億という途方もない数のニューロン(神経細胞)という複雑な回路で埋め尽くされている。この膨大なニューロンの構成が私たちに体験を与えている(感じさせている)。色を識別したり、物をつかんだり、何かを思い出したり、思考したり、そうした動きや記憶にまつわるすべてを制御している。

ニューロンがどのように動作するかといえば、夜空に見上げた無数の星にたとえるとわかりやすい。1000億の星々があるとして、それが星座のように組み合わせられた「パターン」が私たちの動作のひとつとなる。いまあなたはこれを読んでいるわけだけども、スマホや文字の識別、書かれていることが何を意味しているか、そして連想される記憶、また体の姿勢、手の感触、周囲の音や光景などへの察知、そうしたリアルタイムな体験の裏では、ニューロンのパターンが発生し続けているからである。

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